1-10-2026
大先輩
新築やリフォームを請け負う時は
家具と建具は全て
自分で作るようにしています。
しかし障子と襖は建具屋さんへお願いしています。
自分は家具屋上がりなので
建具は独立してから、独学で製作しています。
だから始めの頃は
正しいのか良く分からない事も多く、
時間が解決してくれたように思います。
ですが、障子と襖は製作した事は無く
古くから受け継がれる慣わし、しきたりがあるのではと
思い、建具屋さんへいつもお願いしています。
写真で切りはめ(建具の取付)をしてくれている
大先輩おじいちゃん。
建具の事を聞くことのできる人もほとんどいないので
話をしたり、じっと作業を見つめたりしていました。
反っている柱に合わせるように
何度も何度も框を削っている姿は
仕事に向き合いながら
大先輩の基準は自分より高い位置にあって
純粋にカッコいいなと思ったし
そのいつも通りを真似するべきだと思いました。
よしっ一枚目が終わった!
の大先輩の声は
すごく軽快で楽しげでした。
そして最後に
大先輩が若い頃、鉋の刃の出方を手で触って確認していた
先輩が居たそうです。
その頃は目で見て確認すれば良いのにと思ったそうですが
この年になって気付いたそうです。
老眼で目が見えなくなったから
触って確認していたのだと。
その話をしながら
鉋の刃を触る、大先輩がいました。


